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ジュヴレ・シャンベルタンの村名ワインについて考える①


先日ジュヴレ・シャンベルタンのラヴォー渓谷側のプルミエ・クリュと
グラン・クリュを比べる会をカボットで開催しました。
その時、事前に色々調べているとジュヴレ村の村名格がいかに大きいかを
改めて気づかされました。
数字で見てもジュヴレ村の村名は360haとかなり大きく、モレ村が64ha、
シャンボール村が94ha、ヴォーヌ村が100ha、ニュイ村が178haなので、
その面積がいかに大きいかが分かるのではないでしょうか?
しかもこれにブロションの南半分約50haもジュヴレ・シャンベルタンを名乗れるのです。

まあ、大きいから悪いのか?というとそうではなくて、やはりその場所が問題で、
国道74号線より東側に村名を名乗れるリューディーが多過ぎるのです。
国道の東側にはモレ村に一部ありますが、ほかの村ではすべてがACブルゴーニュしか名乗れません。このことがACジュヴレ・シャンベルタンの品質はどうなんだろう?的な話のもとになっていました。

と、ここまでがブルゴーニュ本に昔から書かれてきた事の復習でした、、

そして今回気づいたこととしては国道74号線にそれほど意味があるのか?
という今までの話をぶっとばすものでした。

その昔『ブルゴーニュの地図は等高線がなければ意味がない!!』と
ブルゴーニュマニアの先輩に言われましたが、国道74号線の東側の一部の
リューディーはシャルム・シャンベルタンとほぼ同じ高さにあり、それだけ
グラン・クリュのある斜面とラヴォー渓谷側の斜面の影響を受けて土壌が
形成されていると考えられるのです。
もちろん高さが高いといっても同じ高さが続いているので平坦な畑なのでグレイトな
ワインは出来ませんが、国道の西と東の畑でそれほどの差はつかないのではないかと
今さらながらに気づいたわけです。
そしてその等高線を辿っていくとモレ村、シャンボール村ではちょうど国道より西に走っていてその付近が村名とプルミエの境になっているのです。

ではでは次は村名リューディーを分類していきたいと思います。


ブルゴーニュワインガイド

Bourgogne Wine Guide 
Gevrey Chambertin
Morey Saint Denis 
Chambolle Musigny
Vosne Romanee