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ブルゴーニュの地質と土壌など


ブルゴーニュの地質や土壌についていくら本を読んでも今一つ頭に入ってこないので
ここで少しづつ整理していきたいと思います。

ブルゴーニュの母岩は、ほとんどはジュラ紀というとで
まずはジュラ紀の年代を、、


ジュラ紀

キンメリジャン階    約1億5570万年前 - 約1億5080万年前


オクスフォーディアン階  約1億6120万年前 - 約1億5570万年前


カロヴィアン階      約1億6470万年前 - 約1億6120万年前


バトニアン階       約1億6770万年前 - 約1億6470万年前


バッジョシアン階     約1億7160万年前 - 約1億6770万年前



まったくもって実感がわかない年数ですが、ようはこの頃はフランスは海の底で
泥や牡蠣やウミユリなどの海洋世物が固まり、下記のようないくつもの層が出来たと。


コート・ドールでいうと古い順に、、


ウミユリ石灰岩(Crinoidal Limestone)

貝殻堆積泥灰岩(Ostrea Acuminata Marls)

プレモー石灰岩(Premeaux Limestone)

白色魚卵状石灰岩(White Oolite Limestone)

コンブラシアン石灰岩(Comblanchien Limestone)

ディジョン=コルトン石灰岩(Dijon-Corton Limestone)

ラドワ石灰岩(Lodoix Limestone)

などの石灰岩や泥灰岩が積み重なりミルフィーユのような層が出来ました。
これが地殻変動により現在のアルプス山脈が出来、それに押される形で
南北方向にミルフィーユの層が地上に隆起してコート・ドールの元となる崖が
現れました。
ブルゴーニュ関連の本では母岩の説明をジュラ紀の~階で説明する人と
岩の種類で説明する人がいるのも分かりにくくしてる原因の一つかと。
これに母岩の説明と土壌の説明がごっちゃになってさらに分かりにくく、、

って、私だけ?!


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