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Jacques Frederic Mugnier
ジャック・フレデリック・ミュニエ


生産者は誰が好きか?という質問には、なるべく答えないようにしてきたがここ数年はこの造り手をあげてしまっているかも、、
いままで何度も訪問しているジャック・フレデリック・ミュニエとユドロ・バイエは自分にとってそれぞれ特別な存在のかもしれない。
濃すぎない色合いから驚くほど余韻の長いエレガントなワインを造る事はもちろんすべてのワインを基本的に同じように造り、我々にテロワールを教えてくれているからかな~、、
訪問時、フレデリック・ミュニエさんが
『2009年のようないわゆる良い年は好きではない。テロワールを隠してしまうからね。2007年や2008年はテロワールが分かって好きなんだよ(若干、意訳)』とおっしゃってました。

Jacques Frederic Mugnier 
ジャック・フレデリック・ミュニエ
CHÂTEAU DE CHAMBOLLE-MUSIGNY
21220 CHAMBOLLE-MUSIGNY
Tel : +33 3 80 62 85 39
info@mugnier.fr




Le Guide des Meilleurs Vins de France2022 ★★★
ル・ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2022 3ツ星

Le Nouveau bettane&desseauve2022 ★★★★★
ル・ヌーヴォー・ベタンヌ&ドゥソーヴ2022 5ツ星



Vineyards
所有畑

Musigny 1.13ha
ミュジニー










Bonnes Mares 0.36ha
ボンヌ・マール
ボンヌ・マールのほぼ中央、縦に長細く区画を所有する。テール・ルージュとテール・ブランシュの面積はほぼ半々。したがって、緊張感と豊かさのバランスがとれたボンヌ・マールとなる。色調は他のシャンボールと比べると一段濃く、煮詰めたラズベリーやブラックベリーのニュアンス。タンニンのキメは細かいが、はっきりとその存在が感じられる。
~インポーター資料より~

Chambolle Musigny 1er Cru Les Amoureuses 0.53ha
シャンボール・ミュジニー プルミエ・クリュ レ・ザムルーズ

ミュジニーの下だけでなく、横にもレ・ザムルーズの区画を所有するミュニエ。ラズベリーや赤スグリなど小さな赤い果実の香りがフレグラントに香り、空中をふわふわ浮かぶような浮揚感をもちながら、口に含めば素晴らしい集中度とアフターのミネラル感。すべてにおいてエレガンスが感じられるミュニエのワインだが、中でもレ・ザムルーズのエレガントさは突き抜けている。
~インポーター資料より~

Chambolle Musigny 1er Cru Les Fuees 0.71ha
シャンボール・ミュジニー プルミエ・クリュ レ・フュエ 










ボンヌ・マールに隣接するフュエは、テール・ブランシュのボンヌ・マールの性格を受け継ぎ、ストラクチャーがしっかりしており、ミネラルも強い。果実はどちらかというと赤よりも黒であり、土っぽい性格もしばしば感じられる。色調は淡めでも果実味の集中度は損なわれず、余韻の長いワインとなる。
~インポーター資料より~

Nuits St Georges 1er Cru Clos de la Marechale 9.55ha
ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ クロ・ド・ラ・マレシャル










1902年以来、ミュニエのモノポール。ただし、2003年まではフェヴレイに貸し出されていた。ミュニエの手に戻ってからワインのスタイルは大きく変わり、ニュイの南部クリマに見られるような武骨さはなく、しなやかでエレガントなワインとなっている。ラズベリーの果実香に、スミレのようなフローラルさが加わり、口中ではギスギスしたタンニンは感じられない。
~インポーター資料より~

Chambolle Musigny 1.35ha
シャンボール・ミュジニー










一級畑のレ・プラントと村名畑のコンブ・ドルヴォーをアッサンブラージュしたもの。前者が構造や深みを、後者が香りや軽やかさをワインに与えると、フレデリック・ミュニエはいう。しなやかで滑らかで、シルキーな舌触りと喉越しをもつ、シャンボールらしいシャンボールといえるだろう。
~インポーター資料より~














2013年に訪問しお土産のがま口を渡す。
良い人が良いワインを造るといった話は基本信じないのだが
彼のチャーミングな笑顔を見るとその意見を撤回したくなる。




ミュニエ家初のヴィニュロンによる 一貫したエレガントな造り

現当主のフレデリック・ミュニエがシャンボール・ミュジニーに帰ってきたのは1985年、30歳の時だった。

スイスで生まれ、石油関連のエンジニアとして世界を飛び回り、定期便のパイロットとしても活躍した。
「まったく違う生き方をしてみたかった」とフレデリックはいう。
ドメーヌが所有する珠玉のクリマは1889年、リキュールメーカーを経営していた曽祖父のフレデリックが、モレ・モンジュ家から購入したものだ。

ミュジニー(1.13ha)、ボンヌ・マール(0.36ha)、シャンボール・ミュジニー1級レザムルーズ(0.53ha)、ニュイ・サン・ジョルジュ1級クロ・ド・ラ・マレシャル(9.55haのモノポール)……。
しかし、父の代まではワイン造りに直接関与せず、これらの畑はすべて他の造り手に貸し出されていた。その契約が85年に切れるのを機に、フレデリックはワインの世界に身を投じる決意を固めたのである。
ボーヌの醸造学校でワイン造りの基礎を学び、隣人のクリストフ・ルーミエやヴォルネイのミシェル・ラファルジュに指導を仰いだ。
ブドウ栽培はビオロジックに限りなく近く、除草剤、殺虫剤の散布はなし。必要に応じてベト病対策の薬品をわずかにスプレーするのみという。

除梗は100%。低温マセレーションはせず、木桶とステンレスタンクを併用して醸造を行う。木桶のほうが優っているという意識はなく、純粋に量的な問題で使い分けている。
樽熟成期間はおよそ17ヶ月。新樽の割合はどのアペラシオンでも15〜20%と比較的少ない。
このような造りから、さほど色の濃度は抑えられ、口当たり柔らかく、シルキーな喉越しのワインが生まれる。
いかにもシャンボール・ミュジニーという風情の仕上がりに、誰しも頬を緩ませるだろう。
面白いことに、この傾向はニュイ・サン・ジョルジュのクロ・ド・ラ・マレシャルでも変わらない。

このミュニエが全面積を所有するモノポールのクリマは、2003年まで50年にわたりフェヴレに貸し出されていたものだ。ようやくその契約が切れ、2004年からミュニエが栽培・醸造している。
フェヴレ時代のクロ・ド・ラ・マレシャルは、まだ長期熟成型を標榜する先代の造りだったことも手伝い、いかにも怒り肩のワインだった。
しかし、ミュニエ時代になってからは、これが本当に同じクリマかと訝るほど、エレガントなワインへと変貌している。
また、フレデリックはクロの最北部にあるピノ・ノワールに、その根を残したままシャルドネの穂木を刺し、2005年ヴィンテージよりクロ・ド・ラ・マレシャルの白を復活させている。
香り高く、デリケートでエレガント。ミュニエのワインは一本筋が通っている。

~インポーター資料より~



ブルゴーニュワインガイド

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